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規制

過去に行われたアダルトアニメ・ゲーム法規制の請願はそれからどうなったのか

 先日、ネットを騒がせた話題がありました。それは「美少女アダルトアニメ雑誌及び美少女アダルトアニメシミュレーションゲームの製造・販売を規制する法律の制定に関する請願」というものが、衆議院法務委員会に提出されたこと。

 ■ねとらぼ:「エロゲーは危険な社会を作り出す凶器」――規制を求める請願、衆議院に – ITmedia News

 「請願とは何か」ということについては、空気を読まない中杜カズサのほうに簡単に書きましたので、そちらをご参照ください。

 ■最近アダルトゲーム・アニメ規制のものがなされた「請願」についてなるべくわかりやすく書いてみる – 空気を読まない中杜カズサ

 しかし、実はこのアダルトアニメやゲームを規制する請願というのは、過去にも何度か請願が提出されているのです。では、それがどうなったかを今日は書いてゆきましょう。

2004~2005年の規制運動

 これらの規制運動は昔からありましたが、多くはマンガなどが中心となった広い種類の文化を含んだものでした。しかしアダルトアニメとゲームを指名して、政治の場に出てきて法制定の動きになったのは近年です。それの出始めが2004年ごろ。この時期、野田聖子現消費者相を中心として、このようなアダルト製品の法制定の発言が出始めます。そして、それを後押ししていたと言われている団体が、カスパルという団体。
 この団体はそれ以前に、ベクターの運営するGalge.comに対し、閉鎖要求をしていたことから、ネットで話題となっていました。それ以前にも静岡市立中央図書館に所蔵されていた『タイ買春読本』の廃棄を要求し、表現の自由・知る権利を擁護する観点からこれに反対した静岡市の図書館をよくする会と対立したとのこと。

 ■参考:カスパル – Wikipedia
 ■参考:「子供ポルノアニメの取り締りには新法を作るべき」野田聖子議員

 この団体ともうひとつ、ジュベネイル・ガイドという団体が存在しました。この団体も2004年12月にコンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)へ倫理審査基準に関する「質問状」を送付したことでネットで話題となっていました。
 そしてこの二つの団体を中心として、「美少女アダルトアニメ雑誌及び美少女アダルトアニメシュミレーションゲームの製造・販売を規制する法律の制定請求」というものがなされます。

エロゲー制作会社がエロゲー規制という矛盾

 しかし、ジュベネイル・ガイドとについてはとあることがネットで話題となりっていました。それはこのジュベネイル・ガイドという団体の運営母体が、実は以前エロゲーを制作していた会社ではないかと。そして上記運動の最中、『週刊新潮』がそれについての記事を掲載します。それは「ジュベネイル・ガイド理事長はActive元社長でソフ倫2代目理事長と同一人物」であることや当時、本部事務局として届け出ていた東京都渋谷区のビル(ソシエッタ代官山がかつて入居していた)が廃墟同然の状態であること。何故、エロゲー制作を行っている人間が、そのようなことを行っているのか、疑問と怒りが噴出しました。ちなみに同記事によると「自分たちの作っていたアダルトゲーム(いわゆるエロゲ)は芸術作品だから問題無い」と主張していたとのこと。

 ■ジュベネイル・ガイド – Wikipedia

 このようなこともあったせいか、署名は請願まで行かずに下火になってゆき、話題もだんだん小さくなってゆきました。

アダルトアニメ・ゲームに対する報道

 ちなみにこの頃、報道でもこのような規制の動きが放映されました。

 ■幼女を“仮想監禁”…ネットにはんらんする美少女ゲーム – 内容説明

 余談ですが、関西テレビは『発掘あるある大辞典II』の捏造問題で、日本民間放送連盟(民放連)から除名処分を受けましたが、、2008年4月17日に会員活動停止の制限付きで会員復帰、同年10月27日に完全復帰を果たしたとのこと。

 ■関西テレビ放送 – Wikipedia

アダルトアニメ・ゲーム規制の請願がなされる

 しかし、2008年5月、「美少女アダルトアニメ雑誌及び美少女アダルトアニメシミュレーションゲームの製造・販売を規制する法律の制定に関する請願」というものが参議院に提出されました。

 ■請願情報
 ■参考:名も無き市民の会 BLOG  とんでもない請願があらわれた!

 民主党の参議院議員である円より子議員・下田敦子議員が紹介議員となり、参議院に提出されました。しかし、この文面、内容が2005年あたりで前述の団体によって集められていた署名のものとほとんど同じということが発覚。つまり、ほとぼりが冷めた頃にまた出てきたのかということで、ネット上でも批判が集まります。

 ■2008-05-20 – 「反ヲタク国会議員リスト」メモ
 
 ちなみにこの請願に関しては「審査未了」とされているので、事実上スルーされたことになるでしょう。

そして再度の請願

 そして今回の請願になります。さて、これの背景はまだわかっていませんが、また最初と同じパターンなのでしょうか。

 ■参考:2008-10-21 – 「反ヲタク国会議員リスト」メモ

 正直、2005年以来のわけのわからない流れを解明しなければ、説得力を感じられないというのが正直なところです。ともあれ、今後も動きがありそうなので注目したいと思います。

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