Home > Tags > ファンロード
ファンロード
ファンロードはそれからどうなったのか
- 2009-08-12 (水)
- ニュースのそれから
歴史ある投稿雑誌『ファンロード』
『ファンロード』という雑誌をご存じでしょうか。20歳以上で今までオタク文化のいずれかに触れてきた人ならば、読んだことのある人はそれなりにいると思いますし、実際に読んではいなくても聞いたことがある人は多い名前だと思われます。
ひとことで言えば、アニメ、ゲームなどオタク系メディアのファン向け投稿誌ではありますが、その歴史は古く、創刊は1980年7月15日。『アニメック』というアニメ雑誌の兄弟誌としてラポートから発行されました。当時はインターネットがなかったばかりではなく、ゲームでさえ殆ど存在していませんでした。そういったアニメ、マンガなどサブカル系の投稿、交流の場として、『OUT』(みのり書房)などと共にファン活動の場を支えてきました。
そしてここに投稿していた人で、後にプロ、とりわけマンガ家にになった人は数知れず。歴史が長いのでそれこそいろいろな人がいますが、私の世代では『ケロロ軍曹』の吉崎観音氏が一番知られているかもしれません。あと『神聖モテモテ王国』のながいけん氏、『恋愛ディストーション』の犬上すくね氏は当時からファンでした。あと○蜜柑さんとか六鹿文彦さんとか言い出すときりがないな。
他にもファンロードの詳しい解説をしようとも思いましたが、非常に長い上に濃いので割愛します。機会があればまたそのうち(かなり限定的な需要だとは思われますが)。
ラポート倒産で1度目の休刊
そんなサブカル系交流の場となっていた『ファンロード』ですが、1990年代半ば頃からインターネットが普及してくると、ファン活動の場がだんだんと即時性のあるそちらに移ってゆき、再生時に比べ雑誌の勢いが低迷します。それでもファンロードという文化のファンが多かったのと、投稿誌ナンバーワンだったのもあったので雑誌は読まれていた感じですが、その発行元、ラポート社が資金繰りに行き詰まったために2003年10月5日、倒産してしまい、そのまま発行が出来なくなってしまいます。
■参考:ラポート – Wikipedia
倒産はあまりに青天の霹靂であり、多くの読者を驚かせました。実際、次の号も既に完成したのに発行がされなかったということ。
復刊と大都社時代
しかし、『ファンロード』の制作元である銀英社は、ラポートに変わる発行元を探し、その結果大都社が発行元となり、幸いにしてすぐ復活します。
ただ、2003年頃というのはインターネット普及と不景気による出版不況が顕著になり始めた時期で、いくつもの雑誌が休刊していました。そしてそれはファンロードでも例外ではないどころか、100%自作品を発表できるインターネットに押されていた感じがあります。それでも前述のようにファンロードという空間が好きな人に支えられて、雑誌存続してゆきます。
余談ですが、ファンロードには公式ページらしきものがこの大都社時代の、しかもだいぶ簡素であり且つ2004年で止まっているものしか出てきません。たしかにWebに割く人員がないというのは想像できますが、このために買ってなかった私は近況がさっぱりつかめなかった、というのもあります。故に新創刊された時には、公式の告知ページとか欲しいなと思ったりします。そうしれば少なくとも、趣味の特集が合致した時に買う人はいると思うので。
再度の休刊
しかし2009年3月14日発売の同年4月号、大都社からの出版が休刊になる告知がされました。
■「ファンロード」、再び休刊 – ITmedia News
■いけさんフロムFR・NEO RE 月刊ファンロード休刊!描いたハガキは何処へ行く…?
理由としては、広告出稿の減少という出版不況の雑誌が抱える問題が直撃した形です。その他にも紙の価格が高騰して採算が取れなくなったことも挙げられています。その当時の発行部数は約5万部ということ。
この時は、インターネット上でも騒ぎになり、各地で昔の思い出が語られたりしました(自分も含めて)。
そしてその後は銀英社などが運営する「ファンロードモバイル」で続けられるという旨の発表がなされました。
そして再度の復活
その後数ヶ月、モバイル版での投稿と公開は続いていましたが、6月になり新しく『ファンロード改』としてインフォレスト株式会社発行される旨が発表されます。
■ファンロード復刊 「ファンロード改」に – ITmedia News
■参考:いけさんフロムFR・NEO RE 買った!ファンロード改ッ!!
そして7月、コスプレ雑誌「COSMODE」の増刊号として7月16日に発売されました。
9月からは独立し、月刊で発売になるそうです。編集は従来通り銀英社が担当するとのことです。
もしかしたら8月14日からの夏のコミケで「さよならファンロード」的な本を描こうとしていた人がいたかもしれませんが、嬉しい誤算ではないでしょうか。
長い目で見守ろう
しかし、この手のものってなくなるときは大きな話題になっても、復活の時にはそれより話題が小さくなりますよね。人間心理的になくなるほうが興味を集めやすいから仕方ない面はありますし、私も他の分野でそれと似たようなことをやっている可能性は高いのでそれを非難することはできませんが、注意しないと復刊を知らないまま3度目の休刊になってしまうかもしれません。そういうことも兼ねて、今回書かせていただきました。
というわけで、9月に月刊刊行が再開した後も、しばらくは本誌を購入しようと思っています。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Home > Tags > ファンロード
- Search
- Feeds
- Meta
![Fanroad改 (ファンロード・カイ) 2009年 09月号 [雑誌]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B002FX746I.09.TZZZZZZZ.jpg)





