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プロバイダーZERO
劇的なCMで有名になったプロバイダーZEROはどうなったのか
- 2008-09-10 (水)
- ネット上のそれから
『お前に金を使わせる奴は、大統領だって敵と思え』
前回は『大橋巨泉がCMをしていたJside.comはどうなったのか』において、大橋巨泉のCMのインパクトが大きかったJide.comについて書きましたが、当時のインターネット系CMにおいてはもうひとつ、話題になったものがあります。それはプロバイダーZEROのCM。
このCM、覚えている人も多いのではないでしょうか。CM的なものとしても、台詞がどれもいい感じです。特に『お前に金を使わせる奴は、大統領だって敵と思え』は、いい言葉です。
さて、このCM、おもしろいのはさることながら、キャストからスタッフまでなにげにものすごい豪華です。まずこの父さんはハリウッド役者のスティーヴ・ブシェミ。それに映像監督は現映画監督の中島哲也氏、そして音楽はこれも有名な作曲家菅野よう子さんだったりします。ちなみにこの音楽も『CMようこ』に収録されていますね。
インターネット発展期とプロバイダーZEROの誕生
さて、このCMを行っていたプロバイダーZEROというのは、当時1500円するのは当たり前だったプロバイダー料金を0円にするという触れ込みで宣伝をしていた企業です。とはいっても基本料金が0円で、あといろいろなところで料金がかかっていたのdすが。
ちなみに当時、このような低価格、もしくは条件付(広告など)で無料というプロバイダーはほかにもありました。そのひとつがlivedoor。そう、ホリエモンや小飼弾氏がいたオン・ザ・エッジに買収される前のライブドアです。
この会社、そもそもはパソコン通信時代から存在したパソ通サービス会社、マスターネット株式会社が前身でした(ちなみに)明治乳業(コメントでご指摘いただき、訂正)の100%子会社だったようです)。しかし1990年代後半から、時代はインターネットへと移り代わり、この会社もインターネット接続事業を開始します。1997年には、NTTドコモと提携し、10円メールサービスを開始しているとのこと。
そしてプロバイダー間の競争も激化していた2000年、社名をゼロ株式会社に変更し、基本接続料無料のインターネット接続サービス「Internet Free Access ゼロ」提供開始します。その時に流れたのが、最初のCMですね。ただ、このCMのインパクトは大きかったらしく、けっこう加入した人はいたみたいです。
ちなみに150時間プランでは、年会費500円で基本接続料金が月100時間まで無料という感じみたいす。
ADSLの発展とプロバイダーZEROの衰退
しかしながら、この後急速にADSLが普及したことから、常時接続が当たり前となってゆき、プロバイダーZEROの利点がだんだんと失われてゆきます。そして数多くのプロバイダが業務停止する中、プロバイダーZEROも2004年11月1日 ISP事業をGMOインターネットに吸収分割。同時に、ゼロ社はスカイマークエアラインズ(現スカイマーク)に合併となり、解散したということです。
■参考:ZERO (インターネットサービスプロバイダ) - Wikipedia
ただ、ZEROという名前自体は、今もGMOの元で存在しています。
しかしこのCMが流れた当時のITへの期待ってのは、現実にどのくらい実を結んだかわかりませんが、なんだかわくわくするものはありましたよね。その期待が光通信の株価上昇とか、このような派手な宣伝といったITバブルの原動力だったのかもしれません。
となると、次に我々が夢を持てそうなものは、いったい何になるのでしょうね。
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