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2008-08
『ネットげーせん』はその後どうなったのか
- 2008-08-17 (日)
- ニュースのそれから

『ネットげーせん』といっても、ほとんどの方はご存じないと思います。これはメディアカイトという会社が始めようとしたサービスで、1970-1990年頃に人気を博したアーケードゲームをPCにダウンロードし、1回50円でプレイできるというサービスという触れ込みでした。
合法エミュレーター
上のソースのリリースが、2002年8月27日、そして開始予定は9月11日の予定で、ニュースリリースの頃には、すでに画面写真もあることから、システムは既に出来ていて、(c)表記もあることから、複数のメーカーとの契約も済んでいたようです。
さて、これは「エミュレータ」という技術を使っています。これは、PC上でマシンを仮想に再現して、その動きを行わせるという技術(エミュレーション)を使ったアプリです。(説明は雑ですが、くわしくエミュレータ – Wikipediaででも)。しかし、アーケードゲームのエミュレータはそれまでも存在していました。それがMAMEと呼ばれるもの。
これはフリーのアーケードエミュレータであり、以前より開発が行われていました。しかしながら、他のエミュレータがそうであるように、そのエミュレータ自体が合法であっても、それを利用するために使うソフトのイメージ、「ROM」にはそれぞれ開発したゲームメーカーに著作権があるので、配布できません。そこで本来は自分の持っているゲーム基板から吸い出す必要があるのですが、それが手間がかかる上、アーケードゲーム基板自体そんな流通していないため、どうしてもROMイメージをネットで不法に配布、交換するというものが流通しがちです(最近話題になったDSのエミュ、R4も同じ感じかと)。故に、ややアングラ的なイメージで見られていました(ただし海外では、許諾を受けてROMを合法配布しているゲームもあります)。
そこで、合法的にアーケードゲームをPCで出来るようにと、このサービスが提案されたようです。以下は同社のコメント。
「エミュレーションというとアンダーグラウンドなイメージが付きまとうが、ネットげーせんは当時のゲームを忠実に再現しながら、著作権管理を実現している」(メディアカイトの飼沼憲泰社長)。
ただ、ネット上では「これ、MAMEとどう違うの?」という話題が当初から出ていました。
MAMEソース盗用疑惑
そして、9月になると、ある噂が流れます。それは「これ、MAMEのソース流用してない?」というもの。
MAMEはフリーソフトですが著作権があり、商用利用不可となっています。もしソースを黙って流用すると、それは著作権違反となります。そこで話題となり、同社はリリースを延期、開発元である香港のBillybala Holdings社に問い合わせを行うことを告知します。
そして9月17日、同社からリリースがなされます。
経緯はBillybala Holdings社が、、「OAGCシステムプログラムの一部に第三者の著作権を侵害する恐れがあることが判明した」(メディアカイト)とのこと。すなわち、MAMEのソースを盗用していたということみたいです。ニュースソースには、
Billybara Holdingsは香港市場に株式を公開している“優良企業”であり、他人のふんどしで相撲を取るような真似をするはずがないという信頼、あるいは油断があった模様
とあります。つまり、まさかそんな企業がわかるようなソース盗用はしないだろ、と思っていたら大間違いだったということですね。皮肉っぽく言えば、ROMの著作権管理は出来ていたけど、エミュレータ本体の著作権管理は出来ていなかったと。まあこれには、中国市場の著作権意識が著しく低いという背景もあったと思われます。
結果、サービスは延期、該当する部分のプログラムを全て破棄し、新しく開発を行うということで、発売時期は不明となります。そして、5年以上が経った現在も、リリースはなされていません。
ちなみに、同じくMAMEソースの盗用が疑われているものには、『オレたちゲーセン族』シリーズがあります(参考:オレたちゲーセン族 – Wikipedia)。真偽は不明。
メディアカイトは今……
その発売元のメディアカイトですが、株式会社2007年、破産宣告を受けて倒産してしましました。 負債総額は26億。しかし現在、その権利を買い取ったのか、『メディアカイト販売』という会社が、そこで扱っていたソフトなどを販売しているようです。でも、さすがにネットげ~せんは出てこないでしょうね。
そういえば似たようなもので、商業ソフトにGPLを使い、公開を迫られるケースなんてのもありますね。結局のところ、プログラマの腕にかかってしまい、それが管理側から著作権違反かを判断するのが困難というところで、こういった問題が発生するのでしょうね。仕様書とかが固まっていればそんな問題は起きにくいでしょうが、そういったものばかりではないと。おそらくシステム開発の体制がこのままなら、似たようなことはまた起こるでしょうね。
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『あの人は今……』を扱っているサイト
- 2008-08-15 (金)
- 未分類

このブログを始めたばかりってのもあるのか、ネタの消化が週2では追いつかないので(特に簡易更新の方は)、夏休み期間中くらいは、金曜も更新してみようと思います。
さて、このブログでは主に「インターネットの歴史とニュースのそれから」を扱っており、主な対象は「出来事」になります。そこでもしかしたら、どうせなら人、すなわち「あの人は今どうしているのか、ってのも取り扱ってくれればいいのに……」と思った人がいるかもしれません。しかし、何故それをやらなかったかというと理由があります。実は、そのサイトはインターネット上にすでに存在するからです。
これは私がインターネット初心者だった時代から存在するサイトさんで、投稿で情報を集めた「あの人は今」のデータベースになっています。ただ、一部は情報が古くなっていますが(何せかなり膨大な情報量になっているので)、Wikipediaにも載ってないような情報もあるので、急に思いついた時に使っています。ちなみに、「あの人は今……」となった本人が投稿したものもあったような。これとWikipediaを併用すれば、かなり得られると思います。ちなみに、Wikipedia同様、うっかり調べ続けているとハマります。
あと、こんなのもありました。
…
しかしこれは昔から思っていたのですが、全然消えてない人も、ちょっとテレビのゴールデンタイムからいなくなっただけで、「消えた」と思う人もいるんですよね。ましてやKANとかなんて、現役で結構活動しているシンガーなのに、「愛は勝つ」以降見なくなったって人もいますし。まあ、ヒト1人が認知できる人物(有名人)の範囲なんてそんなものかも。
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段ボール肉まん事件はあれからどうなったのか
- 2008-08-13 (水)
- Wikipedia

実は、先週くらい「毒ギョーザ事件はあれからどうなったのか」というタイトルでやろうと思いました。そして「事件は進展してないけど、ニュース以降こういうやりとりがあったんだよ」ってのを書こうとしたのですね。しかし、その直後、例の読売新聞のスクープがあり、全国的に盛り上がってしまいました。なのでここではやめておきます。以下のは、調べているときに出てきた参考サイト。
■中国毒ギョーザ 関連まとめ Ver2.01(ステージ虱発さん)
あれから1年、段ボール肉まん事件
さて、毒ギョーザと同じく、中国の食問題で有名になったものがもうひとつあります。それが「段ボール肉まん」事件。これ、一時期話題になりましたけど、結局報道のやらせとか何だとかで急に収束した感じはありましたよね。今回、急に思い出して調べたら、なんとWikipediaにまとめてあるページがありました。
だけど、起こったのが2007年7月ってことは、もう1年経つのか……。
で、くわしくは上をごらんになっていただくとして、おおまかにまとめると、地元の北京テレビのスタッフがしかけたやらせであると。で、処分ですが、関係者が免職になったほか、「偽造肉まん」ビデオを作成してテレビ局に持ち込んだ臨時スタッフ1人が司法に処され、北京市第2中級人民法院が懲役1年と罰金1000元(約1万6000円)の有罪判決を言い渡したとのこと。
これを見て思ったのは「ああ、死刑になってなかったか。ちょっとほっとした」というもの。中国ならこれだけ話題になった者なら死刑が行われそうな予感もありましたし(もっとも私が中国の司法制度をよく知らないからですが)。でも、まずどんな報道でも、極論殺人に繋がる情報の提供でも逮捕されることがない日本に比べて厳しいものであるのには変わりないでしょう。
それは冤罪か、それとも冤罪疑惑が冤罪か
ただもうひとつ、このスタッフが死刑じゃなくてほっとしたというのは、どこかしら、「この事件は中国が早期の収束をはかりたくて、これを真実なのにやらせとした」という疑惑がつきまとっているからとも言えます。実際、Wikipediaには日本人だけではなく、中国でもそう思っている人はいるとか。実際、どぶの水を料理に使っていたような事件などは本当にあったみたいですし。
ただ、逆の可能性もあるのですよね。本当にこれがやらせであるということも。ただ、上のようにどうしても一度報道されてしまった以上、「真実ではないか」という疑念はつきまといます。今回の件ではなくても、例えば有名な松本サリン事件では、オウムの報道が周知されるまで、第一発見者の河野義行さんが犯人扱いされましたし、その他の冤罪事件もそうです。ここに報道の力、言い換えれば恐ろしさを感じます。
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横井軍平氏が設立した株式会社コトは今どうなっているのか
- 2008-08-10 (日)
- ニュースのそれから

「横井軍平」という名前を聞けば、ある程度ゲームに詳しい人ならぱっと業績が答えられる名前だと思います。
ゲームを知らない人のために説明すると、横井軍平氏は、任天堂がまだただの花札会社だった時から「ウルトラハンド」などを作成、「ゲーム&ウォッチ」を開発し、任天堂を大きな会社にと成長させ、さらにファミコン及びのいくつかのソフト(「バルーンファイト」「ドクターマリオ」など)の開発に携わった上、ゲームボーイを開発し、任天堂を大会社に成長させた立役者の1人です(ちなみに失敗と言われている「バーチャルボーイ」も、個人的にはコンセプト自体は悪くなかったと思っています)。任天堂ならず世界中の有名人となっている、「スーパーマリオブラザース」や「ゼルダの伝説」の生みの親、宮本茂氏の師匠とも言われています(参考:任天堂 岩田聡社長インタビュー)
私はゲーム好きで『ゲームミュージックなブログ』なんてブログもやっています。で、どっかの板のようにどのハードの信者でもないつもりですが、横井軍平氏の考え方、特に「枯れた技術の水平思考」は好きです。これを語ると長くなるので、それについては以下を読んでください。
横井氏は「50を過ぎたら好きなことだけをしたい」と任天堂を退社後、株式会社コトを設立。そしてワンダースワン開発に携わり、自らもソフト開発を行っておりました。しかし、任天堂退社から1年後の1997年10月4日、自動車事故でこの世を去りました。このことは、横井さんを知っている方ならご存じの方も多いでしょう。しかし、その設立した株式会社コトが今どうなったか、ご存じの方は少ないのではないでしょうか。それが気になったので、今回ちょっと調べてみました。
株式会社コト、健在
さて、結論から言うと、今もちゃんと存在しております。そしてgoogleでもちゃんと検索の一番上に出てきます。
一番上,企業ロゴの横に書かれている「枯れた技術の水平思考」が嬉しい。
設立した人があまりに偉大で、さらにそれを亡くした場合、会社の経営自体が立ちゆかなくなるパターンはよくあるので、正直安心しました。いや、あるとは思っていましたが、今まで出した製品の権利管理会社になって、製品を作っていないという例は、業界では珍しくないので。
さて、そこを見て製品を調べたところ、最近ではゲームソフト系は(名前が出ているものでは)それほど多くないようです。ただ、ワンダースワンで出た「GUNPEY」はバンダイナムコゲームスでリメイクされているので、それの監修に携わっているようです。
ホビーや半導体ソリューションの会社
メインの事業を見ると、どうやらゲーム以外のホビー、半導体ソリューション、装置ソリューションが多いようです。というか、ソリューションを生かしたホビーを開発しているようですね。たとえば「棒ゲー」というのは、昔小学生の時に、掃除のほうきを手の上に垂直に乗せて、何秒間倒さないでいられるか、というのをそのままホビーにしたような感じみたいです。
■棒ゲー
あと、バンダイのおもちゃらしいTVにつなげて遊ぶドラゴンボールのゲームも。
テレビゲームではありませんが、このような場所で製品を開発しているようです。というかテレビゲームより、なんとなくこういったおもちゃのほうが、横井さんの魂を感じる気がします。
がんばってね
経営陣を見ると、任天堂出身の人からそうではない半導体畑の人までいろいろなところから集まっているようです。別にかつての任天堂みたいに大きくなる必要はないと思いますが、面白い製品を作ってくれる会社であればいいなと思ったりします。それは横井氏がウルトラハンドやゲーム&ウォッチを作り出したように。
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悪徳商法?マニアックスのgoogle八分とうとう解除?
- 2008-08-08 (金)
- ニュースのそれからのそれから

臨時更新。
最近、近所にケーブルテレビ(J-●OM)業者を名乗る人が現れて、「都市部にビルが建ったので、ケーブルテレビが電波上の問題で使えなくなる」という、ちょっと考えれば矛盾していることを言いつつ、勝手にとある老人宅にはしごをかけたという話を聞いたので(けど、うちの人間がすんでのところで止めたらしいです。正体を聞いたらそのケーブルテレビの委託業者と言って、名刺を出せと言ったら、ないとかでそのまま逃げたらしい)、それと似たようなことが起きていないかを調べるために悪徳商法?マニアックスで調べようとしました。しかし、この前書いたように悪マニはgoogle八分されています。
■悪マニvs株式会社ウェディング問題(google八分問題)はそれからどうなったのか
で、google八分されていても結局は関連サイトから伝っていけるので、それで行こうとして検索したのですが……あれ? 先頭に出るのですけど……
ということは、とうとうgoogle八分が解消されたのかな?
でも、「Google 宛に送られた法的要請に応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。」は残っているのですよね。謎。
まあ、解消されたのならそれはそれでよかったのではないかと。
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1ch.tvはそれからどうなったのか
- 2008-08-06 (水)
- ニュースのそれから(他サイト紹介)

今日は、ほかのサイトでまとめてあったものの紹介。水曜更新分は、こういったほかのサイトでまとめてあったネタや、Wikipediaに書いてあったネタの紹介にしてみようと思います。
■教科書には載らない「1ch」の歴史 (ちゆ12歳さん)
もういちいち書くまでもなく、ちゆさんはテキストサイトの超有名的存在です。最近は更新が激減していますが、それでもたまに書かれているエントリーの精度、そしておもしろさは群を抜いています。で、上のは去年書かれたもの。ネットではある意味有名な1chの歴史とそれからどうなったかがしっかりと書かれています。
当時、私もネットをしていましたので、この経緯を見ていました。その当時これを取り扱ったサイトはもうほとんどなくなってしまいましたね。
さて、これが書かれてから1年以上経つわけですが、その間1chはどうなったかというと、全く動きがありません。
スパムスクリプトが書かれ、今年人力で書き込まれたものを探すほうが苦労します。(追記:でも、見直したら意外と消えている感じ。もしかしてちゃんと管理されているのかな?)
個人的には、参入の仕方、動機、そして運営方法などが、2000年近くいくつも出現して、そして潰れた数々のITベンチャー企業並に甘かったのではないでしょうか。結果としてこのようになってしまいましたが、1chの記者制度がきっかけで、それを参考にして2chの+板における記者制度が始まったともいわれていますし(詳細は不明)、全く存在意義がなかったわけではないと、思います。
ちなみに上のちゆ12歳さんの記事では、最後以下のように締めくくられています
終わりのないのが終わり。
まさしく。今年の10月で、1ch.tvは7周年となります。
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